アメリカンフットボールのタックル問題について
2000年、神戸 王子スタジアムにて
アメリカンフットボールの話題が昨今大きな話題となっていて、私も興味深く見ています。というのも、私は大学からアメリカンフットボールをはじめ、社会人になってからは広島の社会人クラブでアメリカンフットボールを続けていたからです。写真は社会人チームでの写真です。白い〇で囲ったのが私です。
実は、大学3年生の時、今回ケガをさせた選手と同じポジションでプレーしていました。このポジションはウィークサイド・ディフェンスエンドと言って、このポジションのミッションはクォーターバック(QB)が走るのを防ぐことです。ですから、全プレーQBに向かって猛突進します。フルスピードです。
ですから、実際にボールを持っているQBにタックルすることがあればそれはものすごい衝撃になります。アメリカンフットボールの選手のタックルは、大学の選手でも軽トラックが壁にぶつかったくらいの強い衝撃があります。だからこそ、普段から首の筋肉を鍛えたり、体幹をトレーニングしたりと、ケガをしない体づくりも行っているのです。
関西学院大学側も言っていましたが、今回のプレーは、スポーツの範囲を超えているものです。有馬隼人さんが記者会見で「笛の音が聞こえていたか」という質問をしたけれど、それが本質なのだと思います。
アメリカンフットボールの選手であればボールを投げた後のQBにタックルすればレイトタックルという反則で罰則を科されることも知っているし、そのような行為は通常はしないからです。
不本意にアメリカンフットボールがこのように毎日報道されることに対し、経験者たちは心苦しく思っています。日本ではまだマイナーなアメリカンフットボールをどのように盛り上げようかと考えている関係者の気持ちを踏みにじるものでもあるからです。
また、ここ数年は大学スポーツを全米体育局(NCAA)のように責任の所在がある組織にすべきだ。チームも法人化すべきだという議論があり、その矢先の出来事でした。
この機会に、このような変革も進められ、アメリカンフットボールが日本でも人気スポーツとなるように私も何かできることをやっていきたいと思います。
クアラルンプール、バンコクへ。ボーダレスな時代の考え方
3月28日からのスケジュールは
3月27日 11:45羽田発
3月28日 8:00 クアラルンプール着
3月28日 11:00 クアラルンプール発
3月28日 14:00 イポー(仮想通貨取引所訪問)
3月28日 19:00 クアラルンプールで会食
3月29日 13:00 クアラルンプール発
3月29日 16:00 バンコク着
3月29日 19:00 バンコクにて会食
3月30日 11:00 ビジネスパートナーと打合せ
3月30日 15:00 日本上場会社の現地法人と商談
3月30日 19:00 バンコクにて会食
3月31日 13:00 バンコク発
3月31日 17:00 クアラルンプール着
3月31日 19:00 クアラルンプールにて会食
4月1日 18:00 クアラルンプールにて商談・会食
4月2日 17:00 クアラルンプールにて打合せ(今ここが終わったところ)
4月3日 01:55 クアラルンプール発
4月3日 07:00 関西国際空港着
という予定でした。
マレーシアは現在一人当たりGDPが1万ドルを超えたところで、経済も急成長をしています。国内の消費が今後上向いていくことに関して、あらゆるものが大きな需要を持っていく時代に入ります。しかも2025年ころまでは人口が増え続けるという人口ボーナス期にも入り、まさに今日本の80年代の勢いを感じています。
インターネットの分野でも今後大きなマーケットとなる場所ですし、ブロックチェーン技術についても今回マレーシアの会社と具体的な話ができましたので、今後様々なプロジェクトを上手く進めていくことができるようになってきました。
LCCは国境を超えることに対しハードルを大きく下げました。今目の前に大きな市場があれば、国関係なくチャレンジできる時代でもあります。
もちろん、コミュニケーションのためには日本語だけでは不十分ということはあるでしょう。だからまだ時間のある若い人は英語は徹底的に学ぶべきだし、英語プラスもう一つの言語を話せると、世界は大きく広がると思います。
ボーダーというのは地球に線が引っ張ってあるわけではありません。
それはあなたの心にあるのです。
ボーダレスな時代に、様々な世界を見て、あたらしいチャレンジをぜひしてほしいと思います。ローカルも大切にしつつ、グローバルでモノを見れるようになりたいですね。
では、今から空港へ向かいます。
マレーシア・イポーにある仮想通貨取引所のCOOとミーティングしてきました。
Ipoh(イポー)駅、イギリス統治時代の建物が残る歴史を感じる街並みが特徴の街。クアラルンプールから電車で約3時間・・・
ブロックチェーン関連の開発と、仮想通貨の交換に関して連携をするためにマレーシアのイポーにあるPINKEXC(ピンクエクスチェンジ)という仮想通貨交換所を訪問してきました。
現状、マレーシアで現地通貨(マレーシアリンギット)と過疎通貨を正式に交換できる取引所の会社はこの会社のみで、今回はマレーシアでの仮想通貨の交換について税制や規制といった話もさせていただきました。
マレーシアで仮想通貨を交換する場合は6%の税金がかかります。逆に言えば、6%の税金(VAT・付加価値税)を支払えば合法的に仮想通貨をマレーシアリンギットに交換することができるということです。
また、ICOについては、マレーシア国内で積極的な展開は金融当局から止められる可能性が残されており、慎重に行わなければならないという話でした。これもプレセールを行うのではなく、あらかじめ交換所に上場した上で取引所でトレードする形で資金調達すれば問題なく、今後はそのような形の仮想通貨での資金調達が増える可能性が高いと考えられます。
オルトコインの上場についても、まだこの会社が交換所を開設したばかりということで、上場も可能という言葉をいただきました。
COO(副社長)とのツーショット。
仮想通貨とは関係ありませんが、Ipoh(イポー)の街は英国様式の古い建物もいいですが、山水画のような自然も見どころが多く、マレーシアに行ったときはぜひ訪れてみたい場所の一つです。
今後も、ブロックチェーンアプリ、Dapps、ブロックチェーンゲーム等、ブロックチェーン関連の技術連携についても進めていきたいと考えています。 ブロックチェーン関連の開発をご検討の方はぜひ一度ご相談ください。
以上、バンコクからの投稿でした。
建国大学言語教育院様と協定を締結いたしました。
2017年11月28日付で、建国大学言語教育院(韓国ソウル市)との間で、日本人留学生の募集に関する協定書に調印をいたしました。
建国大学は、韓国でも有数の有名私立大学で、ソウル市内に広大なキャンパスを持つ人気の大学です。言語教育院では外国人向けの韓国語教育を行っており、1週間から参加できる短期コースや、3か月単位の長期コース等、韓国語教育のための充実した施設・講師陣による教育を行っています。
当社にて運営しております http://konkuk.jp/ にて韓国語を学びたい日本人をより多く紹介するための包括的な協力体制を結ぶため、この度協定を行いました。
また、オンライン韓国語の開設も共同で行っていく予定となっています。
人生100年時代は、高齢者の時間が伸びるのではなく、全体が伸びるという話
LIFE SHFT 100年時代の人生戦略という本が話題です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
- 作者: リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: Kindle版
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なぜ売れているかといえば、皆うすうす、そうなんだろうな~と感じていることの現実を目の前に突き付けられた衝撃からでしょう。
人生を100年と考えなければならない、
退職が65歳とすると、あと35年の人生をどう過ごすかを考えなければならないと、特に資産形成の分野で「人生が長すぎて資金が足りなくなるのではないか」という問題がクローズアップされています。
しかし、私たちはこの人生100年時代において、もう少し違った角度から社会を見てみなければならないといえるでしょう。
イチローのように40代のプロスポーツ選手が増えてきました。40代~50代の女性は「美魔女」と言われ年齢よりも若く見えるともてはやされています。
これもひょっとしたら人生が100年となったことによる影響かもしれません。
また、20代前半の人たちが子供っぽくなった、というような意見も散見されるようになりました。これも、人生が100年になったことによる影響かもしれないのです。
14歳~15歳で元服の儀式を行っていたのはほんの数百年前です。その頃は人生は50年に満たない時代でした。
そこから、今は20歳を成人と定めています。
これは平均余命が60~70の時代です。
では、人生が100年になれば成人の年齢は25歳くらいになってもおかしくはありません。
人生100年時代というと、老後の30年をどう過ごすかという点に目が行きがちです。しかし、100年の人生と、70年の人生を対比させてみて、その割合で考えてみれば、今の10代~40代の過ごし方も大きく変わっていくはずです。
LIFE SHIFTでは、人生を従来通りの3つのステージ(教育・仕事・老後)に分けて考える時代が終わったとしています。私たちはそこにイノベーションの種を見つけるべきではないでしょうか。
過去の歴史が役に立たない時代、本当に必要なものは何か。私たちの時代に合った物やサービスを提供できた企業が生き残るはずです。
この先生きのこるには、人生100年をもう少し幅広く考えてみる必要がありそうです。
ソーシャルメディアは広報の場ではなく「コミュニケーション」の場であることを忘れていないか
フリーランスの方や、個人を売り出す必要のあるモデルさんや芸術家・アーティストの方にとってソーシャルメディアはとても大きなチャンスをもたらしています。しかし、それをうまく集客や仕事に繋げられている人は少ないのではないでしょうか。
クリステンセン教授のJOB理論(JTBD理論)で説明できる、なぜ韓国でキムチ冷蔵庫がバカ売れしたのか。
私は、様々なマーケティング事例の中でも「キムチ冷蔵庫」の成功が、イノベーションの本質だと考えています。
韓国ではキムチがよく食べられているのはご存知と思います。だからキムチ用冷蔵庫も売れるのではないか?と思われたかもしれませんが、そもそもキムチ用の冷蔵庫自体は販売されていませんでした。
それが1995年に発売されるや否や急激に売上をのばしました。
それは、その当時の韓国人が抱えている「問題」に答えがありました。
他の国に比べて韓国人はキムチをたくさん食べます。だから、その問題とは、キムチをたくさん保管したいというニーズかと思うかもしれませんが、実は違います。
蛇足ですが、日本で一番売れている漬物も実はキムチらしいです。
本当に韓国人が何とかしたいと思っていた問題とは
「冷蔵庫の他の食べ物にキムチのにおいを移したくない」
というものだったのです。
これをハーバード大学のクリステンセン教授が「片付けるべき仕事」といいます。
これは韓国で食生活が多様化するにしたがって、どんどんと湧き上がってくる問題となりました。確かに冷蔵庫に韓国料理だけが入っていれば気にならないかもしれませんが、他の様々な国の料理や食材が冷蔵庫に入っていると、ちょっとそれは気になってしまいます。
でも、キムチを食べる文化は変わらずにあります。そこで、「キムチを保管できるけど、他の食材に匂いの移らない方法がないかな~」ということで、キムチ専用冷蔵庫が選ばれたのです。
前出のクリステンセン教授はこれを「雇用する」という用語を使って表現しています。
片付けるべき仕事があって、それに対して雇用する商品やサービスがある。
この理屈を理解することで、どんなものが本当に売れるのかが理解できるということです。これはビッグデータや売上集計データから読み取ることが難しいものです。
例えば多くの種類のバッグの中でこのバッグが特別にたくさん売れているという状況があったときに、プロダクト志向の場合、売れているバッグのデザインが良いのか、価格が良かったのかと考えてしまいます。
しかし、「片付けなければならない仕事」は何か?という視点を持った瞬間、私たちが何を作らなければならないかが変わるのです。
それは「有名人が持っているものと同じものを持ちたい」という「片付けなければならない仕事」かもしれませんし、「雨の日にも中のものが濡れない」という仕事を片付けるためかもしれません。
それを探っていくことで、あなたは「売れる」という状態を常に作り出すことができるようになるのです。
JOB理論という著書の中にはキムチ冷蔵庫の事例はありませんが、これは私が以前からこの視点がとても重要だと思っていた事例で、それにうまく理論づけしてもらったような感じがしました。
著書の中にはもっとたくさんの成功事例があり、そのどれもが私たちのような小さな会社でもイノベーションを起こせることを証明してくれています。
エバーセミナーというサービスも、片付けなければならない仕事は明確です。
JOB理論に基づいた商品開発はこれからの多様性の時代に重要な示唆を与えてくれるでしょう。
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: 単行本
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